キキナオシ

VERSION GUIDE 05

「All Too Well」の
オリジナル、Taylor’s Version、10 Minute Versionは何が違う?

似た名前でも、2012年の録音、約5分版の再録音、約10分へ広がった別構成という違いがあります。まず「誰が所有する版か」ではなく、実際に何が録音・収録されているかを整理します。

執筆:TOPDAY読了目安:約8

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先に、結論

オリジナル版は2012年の録音、Taylor’s Versionは約5分版を2021年に録り直した音源、10 Minute Versionは同じ再録音企画で発表された約10分の拡張版です。

10 Minute Versionを「Taylor’s Versionの長い再生版」とだけ考えると、構成とプロダクションの違いを見落とします。5分版同士と、10分版を分けて比べるのが近道です。

Apple Musicで見つかる3つの代表例

2012年に発表された録音

オリジナル版

『Red』収録。約5分29秒。後の2版を見分ける基準になる、2012年発表のスタジオ録音です。

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約5分版を新しく録音

Taylor’s Version

『Red (Taylor’s Version)』収録。約5分29秒。元の曲の長さと構成を受け継いだ、2021年の再録音です。

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長い構成を収録した別版

10 Minute Version

同じアルバムのFrom The Vault曲。約10分13秒。5分版の単なる再マスターではなく、長い歌詞と別のプロダクションを持つ拡張版です。

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曲名、収録盤、再生時間は2026年8月29日のApple Music日本版で確認しました。カタログ更新や地域によって、表記や表示される収録盤は変わる場合があります。

オリジナル版は、2012年の『Red』に収録された約5分の録音

Apple Musicでは、2012年のアルバム『Red』に「All Too Well」が収録されています。再生時間は約5分29秒で、曲名にTaylor’s Versionや10 Minute Versionという版表記はありません。

この記事では、この2012年発表のスタジオ録音を「オリジナル版」と呼びます。後年の版と同じ曲名・近い長さでも、Taylor’s Versionとは別に録音された音源であり、キキナオシでも異なるISRCを持つ候補として分けて扱います。

Taylor’s Versionは、同じ約5分版を新しく録音したもの

Apple Musicの『Red (Taylor’s Version)』解説は、このアルバムを2012年作『Red』の再録音・拡張版として紹介しています。公式ストアの曲目でも、5曲目に「All Too Well (Taylor’s Version)」、最後に10 Minute Versionが別々に掲載されています。

約5分29秒という長さと基本構成はオリジナル版に対応しますが、2021年に作られた新しい録音です。したがって、2012年版をマスタリングだけやり直した「リマスター」ではありません。歌唱や演奏を録り直した「再録音」として区別します。

10 Minute Versionは、5分版とは構成も制作も異なる

Taylor Swift公式ストアは、10 Minute Versionを「From The Vault」と付いた独立した30曲目として掲載し、アルバムに未公開曲9曲と10分版の手書き歌詞を収録すると説明しています。Apple Musicでも約10分13秒の別トラックです。

Apple Musicのアルバム解説は、この曲を「extended cut」とし、Jack Antonoffによる新しいプロダクションを持つと説明しています。つまり、5分版の後ろへ無音や同じ演奏を足したものではなく、長い歌詞と約10分の流れに合わせて制作された別構成です。

「Taylor’s Version」と「From The Vault」は同時に付いています。前者は再録音企画の版であること、後者は当時の時代に書かれながら元のアルバムには収録されなかった素材を今回の企画で出した位置づけを示します。ただし、公式資料だけから2012年以前の長いデモ音源と2021年版の各パートがどこまで同一かは断定しません。

聴き比べは、2段階に分ける

  • 先に5分版同士オリジナル版とTaylor’s Versionを同程度の音量にそろえ、歌声、楽器の質感、バランスを同じ位置で往復する。
  • 10分版は構成を追う追加された展開だけでなく、約10分を通した強弱、楽器の入り方、終盤へのつながりを5分版と比べる。
  • 音量差を優劣にしない大きく聴こえる方を即座に高音質とせず、音量調整、Dolby Atmos、再生環境をそろえる。
  • 収録盤名まで確認プレイリストでは括弧内が省略される場合があるため、曲ページでTaylor’s Version、10 Minute Version、From The Vaultを確認する。

ここで示すのは、違いを利用者自身が確認するための順序です。どの録音が優れているか、また特定の版が本人の意図を最も正確に表すかは断定しません。

ほかの収録盤も、まとめて探す

「All Too Well」をキキナオシで検索すると、Apple Musicにあるオリジナル版、Taylor’s Version、10 Minute Version、カラオケやリミックスなどをまとめて確認できます。

「All Too Well」の候補を見る

参考資料と、この記事の限界

版の位置づけと曲目はTaylor Swift公式ストアおよびApple Music公式解説、曲名、収録盤、ISRC、再生時間は2026年8月29日時点のApple Music日本版に基づきます。音源の波形解析、各セッションの録音日、未公開デモと完成版の全対応関係までは確認していません。キキナオシはAppleまたはTaylor Swiftの公式サービスではありません。