キキキナオシ

VERSION GUIDE 38

プリンセス プリンセス

「M」
通常録音・2008年版・
2012 mix・ライブの違い

一文字の曲名「M」を探すと、アルバムやベスト盤のほか、「08ver.」「2012 mix」、公演名付きの音源が並びます。同じ曲でも、元の録音の再収録、音の組み立てを変えたミックス、ステージでの別演奏は分けて選べます。

まずは『LET’S GET CRAZY』→『THE PREMIUM BEST』→『THE REBIRTH BEST〜再会〜』の3収録。その後にライブへ進むと、版の違いを追いやすくなります。

公開日: 更新日: 読了目安:約8分

比較する9収録:曲の長さだけでは見分けられない

2026年10月3日に確認したApple Music日本カタログから、通常録音・ミックス違い・ライブ・カラオケの代表収録を選びました。時間は秒単位に丸めています。ISRCは録音を区別するための識別子で、音質の順位を示す番号ではありません。

Mの代表収録・時間・ISRC
収録作品時間/ISRC選ぶときの目印
通常録音:LET’S GET CRAZY
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4:35
JPSR08819080
1988年作品。比較の出発点
通常録音:DIAMONDS - Single
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4:34
JPSR08819080
アルバム収録と同じISRC
08ver.:THE PREMIUM BEST
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4:35
JPU900801281
公式に2008年ニューミックスと説明
2012 mix:THE REBIRTH BEST〜再会〜
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4:36
JPU901200785
2012年ニューミックス&リマスタリング
ライブ:The Last Live
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4:50
JPSR09602874
1996年5月31日・日本武道館
ライブ:TOUR 2012〜再会〜at 武道館
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4:34
JPU901300225
2012年公演。配信表記の日付に差異あり
ライブ:The Last Princess@東京ドーム
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4:40
JPU902401762
曲名は2012年12月24日。配信日は2024年
ライブ:The Last Princess@豊洲PIT
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4:53
JPU902402071
2016年3月26日公演。配信日は2024年
カラオケ:プリプリ フユソン!
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4:37
JPSR08819081
歌入り通常録音とは分けて選ぶ

通常録音・08ver.・2012 mixはいずれも約4分35秒前後です。長さが近くても、同じミックスとは限りません。反対に、通常録音の再収録には同じISRCのまま数秒の尺差があるものもあります。

1988年のアルバムから、シングルとベスト盤へ

「M」は『LET’S GET CRAZY』の10曲目に収録されています。ソニーの再発盤情報は本作を1988年作品と説明し、今回のApple Musicでは1988年11月21日と表示されています。公式商品ページ上の1996年6月21日は、その再発商品の発売日です。

その後、1989年4月21日発売の「DIAMONDS(ダイアモンド)」のカップリングに収録されました。これはソニーの楽曲解説でも確認できます。

今回のアルバム収録とシングル収録は、ともにISRC「JPSR08819080」。『SINGLES 1987-1992』『The Greatest Princess』などのベスト盤にも同じ番号の「M」があります。同じ録音の別収録を探すときの手掛かりになりますが、当時のCDと現在の配信ファイル、各盤のマスターまで完全に一致すると保証するものではありません。

なお、『DIAMONDS (ダイアモンド) / M / 世界でいちばん熱い夏 ('92 mix) - Single』という収録盤名の「'92 mix」は「世界でいちばん熱い夏」に付いています。この盤名だけを理由に「M」まで1992年のミックスだと読まないようにしましょう。

08ver.と2012 mix:どちらもニューミックスを施した版

2008年:THE PREMIUM BEST

2008年7月2日発売『THE PREMIUM BEST』の公式説明では、元の録音に新しいミックスとマスタリングを施したこと、ミックスを三上義英氏が担当したことを紹介しています。曲目には「M 08ver.」と明記されています。

Apple Musicでも「M 08ver.」として配信され、通常録音とは異なるISRC「JPU900801281」が付いています。「08」という数字だけで制作工程を推測せず、今回は公式の説明と収録曲を照合してニューミックス版と位置づけています。

2012年:THE REBIRTH BEST〜再会〜

2012年6月27日発売『THE REBIRTH BEST〜再会〜』の公式説明にも、その年の新しいミックスとリマスタリングが行われたことが記載されています。「M」はディスク1の5曲目。配信曲名は「M (2012 mix)」、ISRCは「JPU901200785」です。

どちらもマスタリングだけを行った版としては扱えません。ただし、2008年版から2012年版へ何をどの程度変更したか、同じ素材をどのように使ったかという詳細までは、今回確認した資料では分かりません。歌い直しの年や、音質の優劣もこの表記からは決められません。

聴くときは音量差だけで判断せず、同じフレーズで歌と伴奏のバランス、楽器の位置、響きの残り方に違いを感じるかを確かめてみてください。

ライブは公演名と年で選ぶ

「M」には年代の異なる公演の収録もあります。ソニーの『The Last Live』案内で確認できる1996年5月31日・日本武道館の演奏と、再結成後の2012年・2016年の演奏は、公演自体が異なります。

『VERY BEST OF PRINCESS PRINCESS TOUR 2012〜再会〜at 武道館』は、2012年の武道館公演から13曲を収録した2013年発売のCDです。日本カタログの「M」の曲名には「2012.11.24」、英語別名には「11/23/2012」と日付の差があり、今回、公演日のどちらが正しいかまでは確定していません。記事では2012年武道館版として扱います。

東京ドーム版の曲名は「M (at TOKYO DOME LIVE2012.12.24)」。公式の映像商品説明でも2012年12月の東京ドーム公演と確認できます。Apple Musicの配信アルバム日付は2024年6月2日で、2024年の演奏という意味ではありません。

豊洲PIT版は「M (at 豊洲PIT LIVE2016.3.26)」。公式DVDの説明は2016年3月26日の公演収録とし、公式配信案内も表のApple Musicアルバムにつながります。こちらの配信アルバム日付は2024年7月15日です。

このほか『LET’S GET CRAZY Live at 武道館』や『質実剛健 at 武道館 1994』にも「M」があります。まず比較したい公演を選び、演奏のテンポ、歌い回し、曲の前後の余韻を聴き比べると、ベスト盤のミックス比較とは別の楽しみ方ができます。

聴き比べの順番と、一文字の曲を探す目印

  1. 通常録音を出発点に:『LET’S GET CRAZY』の「M」を開く。
  2. ミックスを比較:『THE PREMIUM BEST』の08ver.、次に『THE REBIRTH BEST〜再会〜』の2012 mixを選ぶ。
  3. 公演の違いを比較:武道館・東京ドーム・豊洲PITから聴きたい年代のライブを選ぶ。
  4. 伴奏を聴きたいとき:『プリプリ フユソン!』の「オリジナル・カラオケ」を選び、歌入りの音源と区別する。
「M」の各バージョンを探す →

一文字の「M」には同名の別曲もあるため、アーティストを「PRINCESS PRINCESS」に指定するのが確実です。検索結果では「2008 ニューミックス」「リミックス」「ライブ」「カラオケ」の表示と収録盤を合わせて確認できます。

通常録音を基準にすると、同じISRCの再収録は同一録音についての信頼度が高く、ミックス違いやライブは低く表示されます。「低い」は演奏や音質の評価ではなく、基準曲と同じ音源として扱えるかの目安です。

確認した範囲と関連記事

ソニーの制作・商品情報、公式配信案内と2026年10月3日のApple Music日本カタログを照合しました。本人名義の代表収録が対象で、他アーティストのカバーや全世界の配信を網羅するものではありません。

フル音源の聴取や波形比較は行っていません。ミックスの細部、通常録音の収録盤ごとのマスターや尺差の原因、2012年武道館版の日付表記の差は未確認です。配信状況や表記は地域・時期で変わります。